
本来農作物である「茶」は、毎年毎年出来栄えによる品質の相違があるものであり、たとえそれが同じ茶であってもその年の出来具合によって飲んだ時の印象が異なるのは当然のことであります。したがってお茶をよく飲むお客様によっては、「昨年の新茶はおいしかった」が、「今年の新茶はいまひとつ」という感想を持たれることがあります。
そういうお茶であるからこそ、茶商たちは毎年変わらぬ品質のものをお客様に届けることを責務と心得、お茶の仕入れの段階からよく審査し、品質及び価格の維持に努力を重ねてきました。
一方、現在茶業界を取り巻く状況はコロナ禍以降大きく変化しており、メディア等でもよく取り上げられる日本の経済界や生産現場で起こっている困難な状況は、宇治茶業界においても等しく起こっていることであります。特に昨年の春以降は、他国での戦争も重なり、茶園の管理、荒茶製造や茶の仕上げ加工にかかる光熱費、また茶を包装する資材等、あらゆる経費の値上げが続いております。この傾向は今後も続くものと思われます。
このような状況下で堀井七茗園としては、今後どのような存在であるべきかといろいろと模索してきましたが、やはり飲んでおいしいと喜ばれる品質のものを第一とするべきであるという結論に至り、今回過去40年間もの間一度も上がることのなかった価格を改定することになりました。これからも品質本位の宇治茶作りに精進してまいりますので、世界のお茶愛好家の皆様におかれましては堀井七茗園を引き続きご愛顧賜りますようSazen Teaからもお願い申し上げます。




