白茶
白茶は、主に中国の福建省の一部、政和県、福鼎県で生産されている中国茶です。製法の違いによる中国茶の分類(六大茶類)の一つで、茶葉の芽に白い産毛がびっしりと生え、また水色がクリアで淡いために白茶と呼ばれるようになりました。 芽と若葉の一芯二葉すべてに白毫(産毛)に覆われた白茶は、緑色の茶葉に白色の産毛をまとった美しさと形容されます。 白茶の場合、摘まれた茶葉は萎凋(放置して萎れさせ、発酵を進めるとともに水分を飛ばす)させます。萎凋は、屋外での日光萎凋をする場合と室内萎凋をする場合があります。白茶は揉捻の工程がないため、萎凋完了後はゆっくりと乾燥させるだけという素朴な製法で作られます。発酵度は約10%前後の弱発酵茶です。 白茶は体から余分な熱を取り去る作用を持つと言われていることから中国・広東省や香港、東南アジアなどの熱帯地域で古くから愛飲されています。 また、強い抗酸化作用を持ち美肌効果、消炎効果などが非常に高いとも言われています。 主なものに「白毫銀針」「白牡丹」「寿眉」などがあります。

